カテゴリー「好きな詩」の2件の記事

糸/中島みゆき

~錫婚式の記念に~ ちー隊長も好きなみゆきのうた


なぜ めぐりあうのかを 私たちは なにも知らない

いつ めぐり逢うのかを 私たちは いつも知らない

どこにいたの 生きてきたの  遠い空の下 ふたつの物語

縦の糸はあなた 横の糸は私 織りなす布は いつか誰かを

暖めうるかもしれない



なぜ 生きてゆくかを 迷った日の跡の ささくれ

夢追いかけ走って ころんだ日の跡の ささくれ

こんな糸が なんになるの  心許なくて ふるえてた風の中

縦の糸はあなた 横の糸は私 織りなす布は いつか誰かの

傷をかばうかもしれない



縦の糸はあなた 横の糸は私 逢うべき糸に 出逢えることを

人は仕合わせと呼びます



Kitakama_146_2

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祝婚歌/吉野 弘

※本日より自HP内コンテンツ・【ハイジの部屋】を削除したため、ブログ内カテゴリーへ好きな詩追加し、移動しました。

祝婚歌/吉野 弘

  二人が睦まじくいるためには
  愚かでいるほうがいい
  立派すぎないほうがいい
  立派すぎることは
  長持ちしないことだと気付いているほうがいい

  完璧をめざさないほうがいい
  完璧なんて不自然なことだと
  うそぶいているほうがいい

  二人のうちどちらかが
  ふざけているほうがいい
  ずっこけているほうがいい

  互いに非難することがあっても
  非難できる資格が自分にあったかどうか
  あとで疑わしくなるほうがいい

  正しいことを言うときは
  少しひかえめにするほうがいい
  正しいことを言うときは
  相手を傷つけやすいものだと
  気付いているほうがいい

  立派でありたいとか
  正しくありたいとかいう
  無理な緊張には
  色目を使わず
  ゆったり ゆたかに
  光を浴びているほうがいい

  健康で 風に吹かれながら
  生きていることのなつかしさに
  ふと胸が熱くなる
  そんな日があってもいい

  そして
  なぜ胸が熱くなるのか
  黙っていても
  二人にはわかるのであってほしい


Wedding_6

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