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蛍のお話

山以外のことを久しぶりにつぶやくのだ。

我ら夫婦は、自称【うわばみ隊】を名乗っている通り、晩酌を欠かさない。二人で色々な話をしながら、時にはテレビの旅番組にブツブツ言い合いながら、杯を重ねてしまうのだ。そんな中でも、谷川岳の麓・農家に育ったちー隊長の子供時代の話は、都下&核家族に育ったハイジには興味深く大好きだ。最も好きなのは【涼み蛍=ハイジの造語】のエピソード。

若い世代の方は見たこともなく死語であろうが、40代以上が中高年の定義なら、立派な?中高年範疇の我らの幼かった頃は、各家庭にクーラーもなく、夏の夜は蚊帳を吊り寝ていた。末っ子のちー隊長は、祖母の隣の部屋に一人で寝かされていたそうだが、寝苦しい夏の夜、まどろむ中、人の気配を感じ目を明けると、きまってそこには暗闇にやさしく光る蛍が数匹放たれていたそうだ。

蚊帳の中を点滅し舞う、その小さく涼しげな光を見ていると、いつの間にか寝入っていたそうだ。本物の(野生の)蛍を見たことがないハイジだが、その情景を脳裏に浮かべ、今は亡き彼の祖母のやさしさに思いを馳せる。

そんなハイジに、野生の蛍を見る機会が訪れた!

先週の山行で、下山後泊まった只見町のキャンプ場。テントサイト横に停めた車の中で我らは酒盛りの真っ最中。すっかり日も暮れ、あたりは炊事棟やバンガローの灯りのみ。ふと車外に目をやると、黄緑色のちっちゃな光がひとつフワフワと。もしかして、蛍!!

ちー隊長が、そのやさしい光を追い駆けて車中に戻ってきた。ハイジの前にそっと掌を差し出すと、やさしい光が点滅している。ワ~~イ!!初めて見る野生の蛍。嬉しさと、ちー隊長のやさしさが、またひとつ深く心に刻まれた。それにしても、なぜ一匹だけ・・・。記念に写真を撮らせてもらい、そっと車外へ放ちました。

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赤丸囲みが出会った蛍ちゃんです

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